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Canon EOS 80D片手に色んな所へ。写真や動画編集、電子工作をしています。

「COB」LEDテープライトのNゲージ室内灯

 

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時代が追いついた

 

 

私のブログで断トツのアクセスがあるNゲージの室内灯コンテンツ。

2018年公開のつたない記事に皆様アクセスありがとうございます。

 

s-kt.hatenablog.com

 

さて、2021年はついに時代が追いついてまいりました。

COBLEDテープライトを用いて、室内灯製作開始~。

 

 

読み飛ばし項目

 

 

COBLEDとは?

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一般的なテープLED

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COBテープLED

百聞は一見に如かず。というか画像だけで説明も終わりそうなレベルに天才的な照明だと思います。

一言でいえば、「LED(発光素子)めちゃ並んでる」です。

百均などでは既に金属の放熱板の上に素子が実装されたものが売られています。今回購入したのはテープLEDというふにゃふにゃな基板の上に素子が実装されたもの。好きな箇所で切断も可能なので取り回しがいいのです。

 

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COBテープLED

露出を下げてみました。きれいに素子が並んでいることが確認できます。こちらの品は1ユニット(25mm)に9個の素子が並んでいます。

この高密度に配置された素子のおかげで、対象をムラなく照らせるメリットがあります。実際に~~で採用されてます。というのは思いつきませんが、近くで見ても一本の光の筋ですから、車のヘッドライトなどドレスアップや、物撮りの照明など様々なところで活躍できそうですね。


ちなみにデメリットもあります。

ひとつは電力くい虫であるということ。本製品はDC12V動作で、1mあたり10Wの消費電力です。一般的なやつは1mあたり2w程度とのことで、、。

ふたつには、発熱が凄まじいということ。たくさんの素子が高密度に並ぶ、ということからも容易に想像できると思います。

【以下小ネタ、読み飛ばしてください】今回購入したものは一面発光素子で、どのような回路かはわかりません。なので憶測での話となります点ご了承ください。1mあたりに流れる電流は電力=電圧×電流より、0.83333...≒833mAとなります。LEDは電流制御の素子ではありますが、発光するためには白色であれば3.3V程度を与える必要があります。そのためDC12Vで動かすならば3直で3.3×3≒10V+電流制限の抵抗器2V(抵抗に2Vがかかる)という組み合わせが妥当と思います。(抵抗なしの4直はあまりにも危険だし、ひとつあぶれるし、、。) なので1ユニットに9個の素子とお話ししましたが、1ユニット当たり3直3並の接続となっている説が立ちました。1m÷25mmよりユニットは40個あることから、833mA÷40≒21mA、1ユニット当たり3並列の素子が並んでいることから、一塊(3直+抵抗)には21÷3=7mAであることがわかります。同じような考え方で一般的なものについても考えてみましたが、こちらは1ユニット(50mm、3直×1回路)で約8.3mA。

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こうなんじゃないか、説

眠たい頭で考察したので頓珍漢計算しているかも、という責任逃れな言葉を置いておきつつ、概算でこの差、えげつないですね。そりゃつよいですわ。なので長大編成に組み込もうと画策した方はパワーパックの供給電流を超えないように気を付けてください。(実測:4ユニットで65mA程度)【以上小ネタ】

 

 

組み込んでみる

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USBはんだごては、いいぞ。

流石に何から何までの設計、はんだ付けまでは手が回らなかったので2018年の回路を流用してサクッとLEDのみ換装しました。回路自体はブリッジダイオードコンデンサ→CRD→LEDとなっていて特筆することはありません。

 

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天井に貼り付けました。485系は先頭車なら4ユニット、中間車は5ユニットでちょうどよいです。25mm区切りの利便性は痒い所に手が届きすぎますね。

 

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2018年(100均)

COBLED基板×2構成でつなぎ目の照度が落ちていたが。。。。

 

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2021年(テープLED)

でぇぇぇん。1番前まではさすがに光が回っていませんが、過去最高の出来と言って間違いないと思います。さらに言えば製作時間も短時間で済みますし。まだCOBLEDの流通量が少なく価格が高めな点を除けばケチのつけようがないです。(夏あたりにチップLEDを用いた室内灯を作ったのですが、えらい時間のかかること、、おかげさまでチップ部品のはんだスキルが向上しました。)

 

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チップLEDは色味も吟味、基板もはんだし易いものを

 

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同時に車両間ジャンパを装備(左側はレールに電気無)

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各窓に1つ程度の配置も試作



 

 

まとめ?

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COBLEDテープライトなるつよい照明でNゲージの室内灯を作ったら

 ・サイズちょうどよし(製品による)

 ・光のムラなし

 ・短時間製作

な過去最高の出来の室内灯が完成した。でした。

 

ちなみにLEDのコストですが、下記商品で割高な1m品でも先頭¥1699(当時価格)/40*4≒170、中間1699/40*5≒210と百均に比べ一応安いです。5m品なら¥4199(当時価格)先頭≒85、中間≒105と性能を考えたらかなりコスパはよいと思います。いい時代になったなぁ。(Ali等で購入する方がもっとお安い)

 

 

 

商品リンク

www.amazon.co.jp

 

以下、同一商品(と思われる)の詳細を発掘したのでメモがてら。

 

【20.02.05追記】

そういえばこのLEDCOB、高演色を謳ってRa>90と言っている。ということで比較検証してみました。LEDは同じ電圧がかかっています。機材はXperia1 Ⅱ、Photography PROを使用しWBは銀一シルクグレーカードからを取りました。


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あらびっくりと言いましょうか。この照明、気に入ったぞ。