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Canon EOS 80D片手に色んな所へ。写真や動画編集、電子工作をしています。

MICRO NIKKOR 60mm 30年前に驚く

 

Z7 + FTZⅡ + AF MICRO NIKKOR 60mm F/2.8 D

 

 

お久しぶりです。

 

今年に長年使っていたXperiaシリーズからiPhoneへ乗り換え、スマホなのにこんなに寄れるんだと腰を抜かしました。

趣味で光造形3dプリンタを動かしているのですが、出来たやつをマクロ撮影してニマニマすることにハマっています。

 

 

ここでカメラオタク、脳に電撃走る。

z7の高解像度でマクロ撮影できたら気持ちいいのでは...?!

いや、、マイクロ撮影!?

 

 

 

ナノクリマシマシないかにも最近のFマウントレンズ〜〜って感じの現行モデル(生産終了)のボケのやわさ、photohitoとか flickrを穴が開くほど見て迷いましたが最後は外見の無骨さとお金が決め手でした。元C社ユーザーなのでなので引き継ぐFマウント資産なんぞないのに、生やしてしまいましたよ。

M/Aの切り替えレバー(と言えばいいのか?)とか、めちゃくちゃカッコいい。

余談ですがトキナーとかオリンパスのM/A切り替えをフォーカスリングの上下移動で行うタイプもいいですよね。

FTZ2と合わせて6万円程度。現行のはレンズだけでもう少しするので流石に博打かなと。

(ちなみにFTZはZ絶対買うぞ宣言&移行後のSIGMA資産のためにz7を買うさらに前に生やしていました。今はzを布教してきた人のところで活躍しています。なので実質2個目というバグ。)

 

 

F8

レンズ内にはAF用のモーターはなく、FTZにもモーターは搭載されていないのでZ系でこのDタイプのレンズを使用する際はMFになります。絞りはレンズの電子接点を通して電気的に制御されるので、使用中はフォーカスだけ慌ただしく動かす必要があります。

 

現行モデル然り、Zマウントでも50,105とAFも効くマイクロレンズはぼちぼち出てきているわけですが、何故このモデルにしたのか。

それは撮影が作業に感じてきたから

AFでフォーカスを合わせて次から次へと直感的に撮る。それはそれで1枚当たりにかける時間は少ないので、数うちゃ当たるの如く量で勝負します。

私はどちらかといえばシャッターを切る楽しさというよりかは、出てきた写真がどうか?の方に最近は重きを置いていた点や、主被写体は動きもののためAFに身を任せてとにかくとにかく撮っていました。

 

 

F9

ただふと、息の根が詰まる感覚と言いますか、もう少し腰を据えて目の前のものに向き合ってみたいなと思うようになりました。

そして便利なものはあるならそっちに逃げるのが人の性、ならいっそないものを。

こうして葉っぱひとつ撮るにしても、「お、この付け根の部分とか面白いな!」とじっくり観察してフォーカスを合わせ、撮影してから再生画面で「あ〜〜!ピント外れちった」と一喜一憂できます。別にAFでもできるのですが、なんとなくMFに限られてると起こる不思議な気分です。

 

 

F8

 

iPhone

iPhoneの方がよれます。まぁセンサー小さけりゃそうだよな。というところではありますが。

色んな人と話すとiPhoneで十分じゃね?めっちゃ綺麗じゃん!手軽だし!という声を聞きますが、カメラ沼ズブズブ人間としてはやはりきちんとカメラを持って頂きたいところですね。とはいうものの、さっと撮ってもそれなりの写真になるiPhoneは確かに凄いなと思います。

 

F8

 

拡大

それにしても椅子から転げ落ちる、いや、これはもう富士山から転げ落ちるの方が正しいかもしれません。1993年発売のレンズです。かれこれ30年近く前。(ここでタイトル回収)縦横無尽に広がる蜘蛛の巣を描き切っています。ニッコール千夜一夜物語を見てもわかりますが、本当にNikonの技術者の良いものを作るぞという熱量には驚かされます。

 

F5 開放

 

F11

それは絞ったからじゃない?と侮ることなかれ。

 

F5 拡大

葉の表面の凸凹がしっかりと確認できます。

でも、F5って、それは絞ってますよね。と思われた方のために。

ちなみに、このレンズを近距離で撮影すると、絞り開放F2.8にセットしたはずなのに、F3やF5などの絞り値が表示され、不思議に思う読者もおられるだろう。これは、近距離撮影の露出倍数を加味した「実効F値」を表示しているからである。マイクロニッコールレンズでは、無限遠F値と至近距離の実効F値が大きく異なるため、ユーザの便宜のため細かく実効F値を表示するようにしている。

ニッコール千夜一夜物語 - 第七十二夜 | Enjoyニコン | ニコンイメージング

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

傘をさして、水たまりに足を突っ込まないように俯きがちな梅雨を彩る紫陽花。

マイクロレンズで失礼してみましたが、装飾花の違いを発見したり、真花が咲き乱れる空間を切り取ることができました。カメラ歴は5年くらい経ったものの、マイクロの世界を見れるレンズは手を出してこなかったことでファインダーを覗くたびに新鮮な気分になるとともに、マニュアルフォーカスで試行錯誤したことでスナップというより作品を作るかのような気分になりました。イカしたルックスと脅威の描写、良い相棒になりそうです。

 

 

 

 

 

【あとがき】

昨年にiPad、z7を購入しまして現像環境がガラリと変わってから初のブログとなりました。こんなに間が空いたのにも理由はありまして、、、

 

撮影した写真をどうするか問題

z7のボディ内現像→iPadの写真アプリで軽く整える(ニマニマ環境)→【どうしよう

といった具合に自分でニマニマする分には完全にPCレス環境となってしまったわけです。

(PCのモニターはボロっちいのを使っているためシャドーの再現性が低く、現像していてよくわからんになるためあまり実用的ではない。)

 

さて、この【どうしよう】には、

  1. cf express等でWindowsへ画像を転送→Windows上でリサイズなどを行う→ブログに貼り付け
  2. iPad上でリサイズできるアプリを見つける→はてなブログアプリではなくChromeを使って書き込む(より細かな文章編集を行うため)

が挙げられるわけですが、iPadで済むならば済ませたいので2番目を行うとして、「リサイズメール」というアプリを発掘してきました。画像サイズを設定したら複数写真をまとめてリサイズできるので便利です。

かくして写真をどうにかすることができたわけですが、今度はアップルの文字選択とかキーボードの変換諸々の使い勝手が障壁に。。。痒いところに手が届く便利なお節介機能が逆に要らん!というような感じで、むずむずしています。タブレットの堕落した姿勢でも執筆できる便利さはあるものの、慣れたWindowsの方がその辺はまだよさそうです。あー難しい。